対横浜 15回戦 横浜スタジアム
神|000 010 050|6
横|000 020 000|2
勝:ウィリアムス3勝3敗0S
敗:川村4勝3敗0S
HR:矢野ソロ12号/今岡満塁18号/佐伯ツーラン11号
神:安藤-ウィリアムス-藤川-久保田
横:土肥-木塚-川村-吉川
◆この連敗に人一倍責任を感じていたはずの矢野。その一振りでいやなムードを払拭しようとした。「流れ」を引き寄せるために。しかし、その裏阪神戦にはめっぽう弱い佐伯の一振りに突き放される。安藤の一発病というには、あまりに悔やまれる一球だった◆安藤の無念を後続の投手が引き継ぐ。登板間隔があいたという理由での登板だったであろうジェフ。しかしここで勝利の方程式を用いたことにより「モード」が切り替わった。確変突入だ(笑)◆迎えた8回表。ようやく調子の戻りつつある赤星が先頭打者として塁に出る。今まで何度となく見た、そして勝利を呼んできた、「当たり前」の光景がそこにあった。面白いように点の入った「あの頃」の状態にうまくハマった◆続く鳥谷が送る。並みの走者ならセカンド封殺されそうな下手なバントだったが、赤星の足が生きる。1死2塁。そしてシーツは初球をたたきつけた。当たりそこないの球も硬いグランドが幸いする。そしてアナウンサーが叫ぶ。「シーツ激走!」◆次へ繋ぎたい。シーツのあふれる気迫が伝わってくる。金本の気合いがMAXに到達する。マウンド上の川村をにらみつける。金本の目を見れば、ファンはみんなわかっている。この打席、四球となるであろうことを。気迫負けした川村。1死満塁◆今日2安打も前の打席の金本が繋げず、タイムリーにならなかったこの試合。ようやく金本−今岡のホットラインが作動した。初球ど真ん中のストレートを見逃す。バッテリーに迷いが生じる。そしてカウント1-2。川村の変化球に今岡の下唇が反応した!打球は一直線に阪神ファンが待つスタンドへ。一塁を回る寸前、満面の笑み。しかし、2塁へ向かう今岡の表情は再び厳しいものに。いつもの今岡だ◆スタンドインの瞬間、帽子をかぶりなおす岡田監督のいつもの仕草。しかし、一瞬の微笑み。そこには安堵の想いがあふれていた。なんといい顔をするんだ、このおやじは◆そして当たり前のように、スペンサー、矢野、桧山が連打する。そして当たり前のように、藤川、久保田が反撃を許さない。これが今年の阪神だ。先発が踏ん張り、赤星が塁に出て、金本がにらみつけ、今岡がみんなを返す。そしてJFKで締めくくる◆忘れかけていたリズムが戻れば、たかだか4連敗のつまづきは取り返せる。明日は休んで、広島2連戦でさらに弾みをつけ、ナゴヤドームへいざ出陣!と行こうではないか。
本日の猛凡賞:濱中おさむ
まだ早い!
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