今シーズン、ここまでですっかり「エース」の風格を備えた下柳。
今までは「5回3失点なら御の字」などと言われたりもしたが、本当に今年は頼りになる存在。
それでも彼はずーっと変わらぬスタンスで昨日もベンチで声を出す。
各局の野球解説陣は口をそろえて下柳を讃えている。
「局面に関わらず、自分が降板した後も、汗を拭く程度ですぐにベンチの前の方に陣取り声を出し続ける」
きっと高校生の頃ならみんながそうしていただろう、野球少年の心。
そのことがベンチの士気を上げ、そしてよいムードがチームに生まれる。
それが結果的に勝利につながれば言うことなし。負けても、また明日!という気持ちになるのではないだろうか?
しかしどうだろう?若手投手が打ち込まれる。ベンチに下がる。みんな一番奥のベンチで、どんよりと試合を眺めている。ひどい奴になると、自分がためた走者を次の投手が抑えようとしている最中に、ベンチ裏に下がって出てこない。ありえない。
みんな一年生の頃、三年生のレギュラーの先輩に向かって、大きな声を出していたはず。いつか自分があそこに立つんだと。
プロとアマチュアを混同するのはよくない、という意見もある。
でも、一つの球をめぐって、熱い戦いを繰り広げる、そのハートにプロもアマチュアもないだろうに。
ベンチの中がしれーっとしているのは、別に監督の責任ばかりではない。というか、最近岡田監督が喜怒哀楽を表に出そうとしている。でもまだ、照れくさそうにしている。監督がこれだけ努力(?)しているのに、選手がぼんやりしていてどうするよ。
もっともっと熱いベンチを見てみたい。タイガースの若手選手よ、オープン戦でオリックスベンチの賑やかさを見ただろう?あの雰囲気が今の阪神ベンチに必要なもの。ベンチが賑やかになったら、岡田監督だって、もっと照れずに感情を出せるはず。その熱さが、ファンも納得できる采配(結果は水物だけど)につながると思う。
若手投手に結果が出ない昨日の試合を見ていて、そう思った。
頑張れ、若虎!
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