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2005.04.20 Wednesday
今シーズン、ここまでですっかり「エース」の風格を備えた下柳。

今までは「5回3失点なら御の字」などと言われたりもしたが、本当に今年は頼りになる存在。
それでも彼はずーっと変わらぬスタンスで昨日もベンチで声を出す。

各局の野球解説陣は口をそろえて下柳を讃えている。

「局面に関わらず、自分が降板した後も、汗を拭く程度ですぐにベンチの前の方に陣取り声を出し続ける」

きっと高校生の頃ならみんながそうしていただろう、野球少年の心。
そのことがベンチの士気を上げ、そしてよいムードがチームに生まれる。
それが結果的に勝利につながれば言うことなし。負けても、また明日!という気持ちになるのではないだろうか?

しかしどうだろう?若手投手が打ち込まれる。ベンチに下がる。みんな一番奥のベンチで、どんよりと試合を眺めている。ひどい奴になると、自分がためた走者を次の投手が抑えようとしている最中に、ベンチ裏に下がって出てこない。ありえない。

みんな一年生の頃、三年生のレギュラーの先輩に向かって、大きな声を出していたはず。いつか自分があそこに立つんだと。

プロとアマチュアを混同するのはよくない、という意見もある。
でも、一つの球をめぐって、熱い戦いを繰り広げる、そのハートにプロもアマチュアもないだろうに。

ベンチの中がしれーっとしているのは、別に監督の責任ばかりではない。というか、最近岡田監督が喜怒哀楽を表に出そうとしている。でもまだ、照れくさそうにしている。監督がこれだけ努力(?)しているのに、選手がぼんやりしていてどうするよ。

もっともっと熱いベンチを見てみたい。タイガースの若手選手よ、オープン戦でオリックスベンチの賑やかさを見ただろう?あの雰囲気が今の阪神ベンチに必要なもの。ベンチが賑やかになったら、岡田監督だって、もっと照れずに感情を出せるはず。その熱さが、ファンも納得できる采配(結果は水物だけど)につながると思う。

若手投手に結果が出ない昨日の試合を見ていて、そう思った。
頑張れ、若虎!


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かきぴー | つぶやき | comments(0)  | trackbacks(0) | 16:29

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